お手紙、のち、長めのボブ

一週間ほど前に旦那ちゃんにお手紙を書いた。どうしても、口では言えそうになくて、だけど、伝えておかなくてはいけないことだと思ってたこと、一生懸命書いた。



そこで、浮気の件も触れた。マイナスにならないように、卑屈にならないように、嫌味にならないように、すごく神経使いながら書いた。



一週間、いつ渡そうか悩んで、悩んで、怖くて怯えて、一昨日また見たくないのに見ちゃって、髪を切ろうと思い立ったけど美容院の予約が取れなくて、今日に延期したから今日までに渡そうって決めてた。渡せたら、髪を切ろうって決めてた。



やっと、昨日の夜中に渡して読んでもらうことができた。読んでもらい始めてからその場にいられなくてうろうろして、怖くて泣きそうで、なんだか気まずくて、寝る時旦那ちゃんの方向けなくて、結局泣けてきちゃって、泣いてしまった。



旦那ちゃんは優しくて、『こっちにおいで』って言ってくれて、私はとどめの『ごめんね』を伝えた。旦那ちゃんからも『ごめんね』と伝えられた。だけど、中身に関してはなにも触れられなくて、旦那ちゃん的に思ったことは本当に、『ごめんね』だけなんだと思った。


期待してないつもりだったけど、私は言い訳して欲しかったのかもしれない。おろおろしながら、言い訳しながら私に責任を負わせて欲しかったのかもしれない。




旦那ちゃんからの反応よりも、驚いたのは自分の変化だった。



昨日寝る段階から、旦那ちゃんに触らなくても大丈夫になった。なんだか、昨日までの自分と昨日の自分とでなにかが冷めてるのがわかった。今朝は、すっきりしていた。



予約していた美容院に行った。結婚式の直後に結構切ったから、あんまり切るとこなくて10センチくらい切って、長めのボブ。こんなに短くしたことないし、パーマも初めてかけた。このとしで、初めてのものが残っているってのは幸せなことだなあって短くなる髪を見ながら思った。




これで、厄も多少は落ちたかな。もっと短くすれば良かった。でもそれはまた次まで残しておく。



旦那ちゃんが長い髪が好きだったから、また伸ばそうって思ってた。だけど、髪を伸ばしただけで時間と気持ちが戻るわけないなら、一度きちんとリセットしようって決めた。




たくさんのことを決断したから、今度からは鏡を見るたびに決断したことを思い出せるように。




わたし、もう進むね。

もう私ができることは全部やったから、あとはそっちの問題だけだからね。




人と人との関係って難しい。

だけど、今の私は、なんだかわくわくしている。

新しいわくわくが待っているような気持ちで、秋の切なさを感じてる。